今週の米国市場まとめ|長期金利上昇と半導体株急落
今週の市場概況
今週の米国市場は、中東情勢の緊張継続とFRBの金融政策スタンスを巡る思惑が交錯する、神経質な展開となりました。週前半は半導体株への資金集中が目立ち、地政学リスクを横目に見ながらも特定セクターに買いが入るという、やや歪な強さを見せる場面もありました。しかし週半ばにかけては、原油高とFF金利の高止まり観測から「利下げ後退」の見方が強まり、市場心理は次第に慎重さを増していきました。
週後半になると、長期金利が5%台から一時5.22%まで上昇したことが重しとなり、これまで資金が集中していた半導体株が急落。NASDAQ100は週間で-0.65%とハイテク株優位の流れに一服感が出ました。一方でS&P500は+0.48%、ダウ平均は+0.78%と底堅さを見せ、市場全体としては分散の効いた銘柄群が相対的に優位に立った一週間だったといえます。
金(GLD)は週後半にかけて売られる場面もありましたが、最終的には+1.33%と反発して着地しており、長期金利上昇への警戒感の高まりとともに「質への逃避」的な資金移動も意識された格好です。ビットコインは-3.96%と下落し、リスク資産全般への警戒ムードが暗号資産市場にも波及した一週間でした。S&P500への長期積立を続ける立場からすると、こうした短期的な物色の揺れは日々の値動きとしては気になるものの、長期で見れば市場全体の成長を取り込む姿勢に変わりはありません。
マーケットデータ
| 銘柄 | 週初終値 | 週末終値 | 週間騰落率 |
|---|---|---|---|
| S&P500(SPY) | 774.83 | 778.57 | +0.48% |
| NASDAQ100(QQQ) | 756.20 | 751.27 | -0.65% |
| ダウ平均(DIA) | 512.11 | 516.11 | +0.78% |
| 金(GLD) | 379.55 | 384.58 | +1.33% |
| ビットコイン(BTC) | 85906.00 | 82505.00 | -3.96% |
今週のトピックス
月曜日(10/5)
米国株 資金集中 地政学リスク
中東情勢の緊張とFRBの政策動向が交錯するなか、半導体株だけが独歩高を演じる展開となりました。地政学リスクが燻る中でも特定セクターに資金が集中するという、やや偏った市場心理が垣間見えた一日でした。 タグ:米国株、FRB、半導体株
水曜日(10/7)
FF金利 利下げ後退
原油価格の上昇とFF金利の見通しが、市場に「利下げ後退」の観測を強めさせました。FOMCを見据えた市場参加者の思惑が、金利先高観とともに広がった一日となりました。 タグ:FOMC、原油価格、FF金利
木曜日(10/8)
金 売られる 理由
中東情勢が緊迫する裏側で、本来「有事の金」として買われるはずの金と原油がともに売られるという、やや捻れた市場心理が観察されました。 タグ:金(ゴールド)、原油、中東情勢
金曜日(10/9)
半導体株 急落 長期金利
長期金利が5%台に乗せるなか、中東リスクも重なり、週前半に独歩高を演じていた半導体株が急落。資金集中の反動が一気に表面化した形です。 タグ:半導体、長期金利、FOMC
土曜日(10/10)
長期金利 金ETF 市場心理
長期金利は5.22%まで上昇する一方、金ETFは反発を見せるというねじれた動きとなり、市場全体に警戒感が広がっていることがうかがえました。 タグ:米国株、長期金利、金ETF
ポートフォリオ週次レポート
今週は積立額の追加はなく、週間の評価額変動は市場変動のみで約+12.7万円、週末評価額は約1110万円となりました。
日別評価額推移
- 10/5(月):1104.3万円
- 10/6(火):1113.9万円
- 10/7(水):1123.2万円
- 10/8(木):1117.1万円
- 10/9(金):1110.2万円
週半ばにかけて評価額が1123万円まで伸びた後、週後半の長期金利上昇や半導体株急落を受けてやや押し戻される展開となりました。それでも週初と比べれば着実にプラス圏を維持しており、日々の上下に一喜一憂せず、決めた金額を淡々と積み立てるスタンスを今週も継続しました。相場が揺れるときほど、積立額を変えずに同じペースを守ることの意味を改めて感じる一週間でした。
※本記事は投資情報の提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
