投資の情報に振り回される人ほどリターンが低くなると思っている
はじめに
投資で成功するためには、情報収集が大事だと言われています。
・ニュースを見る
・SNSで情報を集める
・YouTubeで勉強する
こういった行動は、一見すると正しいように見えます。
ですが私は、
投資の情報に振り回される人ほどリターンが低くなると思っています。
結論:問題は情報ではなく「情報の使い方」
結論から言うと、
問題なのは情報そのものではなく、
その情報の受け取り方と使い方です。
人は客観的に情報を見ていない
ここが一番重要なポイントです。
人は情報を集めているつもりでも、
実際には
自分の考えに合った情報だけを選んでいることがほとんどです。
調子の良い相場で起きていること
ついにS&P500が7000ポイントを突破し、最高値を更新しました。
つまり今、S&P500やオルカンなど、アメリカ株を多く含むインデックスファンドに投資している人のほとんどが、含み益を抱えている状態です。
株式市場において、世界経済が成長を続けていくという前提に立てば、
長期的に右肩上がりになるのは当然の流れです。
ですが、
調子の良い相場は、どこかで必ず転換点を迎えます。
そして、この転換点を正確に捉えることは誰にもできません。
人は、調子の良い相場では浮かれ、楽観的になります。
そして、何も考えずに増えていく証券口座の数字を眺めていることも多いと思います。
ですが、
転換点が訪れ、下落相場に入ると一変します。
焦りが生まれ、
何が起こっているのかを理解しようと、情報を集め始めます。
ですがその時、
本当に情報を理解しようとしているのかというと、
そうではない場合も多いと思っています。
下落相場で起きていること
下落相場で情報を集め始める人の多くは、
実はすでに自分の中で行動がどちらかに傾いている状態だと思っています。
そして、
その判断を正当化するための理由を探している。
つまり、
情報を集めているのではなく、
自分の決断を裏付ける材料を探しているだけということです。
情報は感情を強化する
継続したいと思っている人は、
ポジティブな情報を探して安心したくなります。
一方で、
手放したいと思っている人は、
ネガティブな情報を探して、
「売るのが正解だ」と背中を押してほしくなります。
つまり、
同じ相場を見ていても、
自分の感情に合った情報だけを集めてしまうということです。
私自身も、
「絶対に売らない」というルールを守るために、
ポジティブな情報を集めてしまっている部分があると思っています。
そして、
ポジティブな情報は強く信じ、
ネガティブな情報は楽観的に捉えてしまう傾向があります。
つまり、
完全に客観的でいられているわけではありません。
情報は判断を歪める
そしてその結果、
冷静に判断しているつもりでも、
実際には最初に決めた方向に沿って、
情報を選んでいるだけになっていきます。
これは、
情報によって判断しているのではなく、
感情に情報を合わせている状態です。
私自身も情報は見ている
ここで誤解してほしくないのは、
「情報を見ること自体が悪いわけではない」ということです。
私自身も、日々さまざまな情報に触れています。
ですが、
それによって投資判断を変えることはほとんどありません。
情報は武器にもノイズにもなる
情報は使い方次第です。
・視野を広げる
・知識を深める
こういった使い方であれば、
情報は武器になります。
ですが、
・不安を感じる
・行動を変える
・方針を揺らす
こうなった時点で、
情報はノイズに変わります。
なぜ人は情報に振り回されるのか
理由はシンプルです。
安心したいからです。
・正しい答えを知りたい
・失敗したくない
・少しでも有利に進めたい
この気持ちがあるからこそ、
自分にとって都合の良い情報を探してしまう。
ですが答えは変わらない
長期投資において、
やるべきことはシンプルです。
・市場に居続ける
・積み立てる
・余計なことをしない
これ以上でも以下でもありません。
情報との距離感が重要
だからこそ必要なのは、
情報を遮断することではなく、
距離を保つことです。
・見るけど動かない
・知るけど変えない
・理解するけど従わない
まとめ
投資でリターンを下げてしまう原因は、
情報不足ではなく、
情報に振り回されることです。
人は情報によって判断しているつもりでも、
実際には、
感情に合った情報を選んでいるだけという場面が多くあります。
最後に
世界情勢に興味を持ち、情報を集めること自体は悪いことではありません。
個別株投資であれば、リアルタイムの情報が行動に直結することもあります。
ですが、
インデックス投資の長期運用においては、
どのような情報であっても、
ルールを曲げる理由にはならないと思っています。
これは、
これまでの市場の歴史が示していることでもあります。
つまり、
情報は重要ですが、行動を変える理由にはならないということです。
