今週の米国市場まとめ|長期金利5%超えと半導体独歩高
今週の市場概況
今週の米国市場は、長期金利の上昇という大きなテーマに振り回される一週間となりました。週半ばには10年債利回りが5%を超え、さらに週末にかけては5.24%まで上昇するなど、金利動向から目が離せない展開が続きました。金利上昇を受けて金ETF(GLD)は一時軟調な場面も見られましたが、週間では小幅なプラスで着地しています。
株式市場に目を向けると、ダウ平均(DIA)が週間でマイナスとなった一方、ナスダック100(QQQ)は半導体株の独歩高を背景に大きく上昇するなど、セクター間での明暗がくっきりと分かれた週でした。原油価格の乱高下(SPR放出による急落からの中東情勢を受けた反発)もインフレ懸念を再燃させる材料となり、市場心理は終始落ち着かない印象でした。
S&P500(SPY)は週間+0.53%と小幅な上昇にとどまりましたが、これは金利上昇・原油高・半導体独歩高といった複数の綱引きの結果とも言えそうです。長期で積立を続ける立場からすると、こうした短期的な分断や綱引きは「市場が消化している最中」のプロセスの一つとして捉え、淡々と見守る週となりました。
マーケットデータ
| 銘柄 | 週初終値 | 週末終値 | 週間騰落率 |
|---|---|---|---|
| S&P500(SPY) | 765.61 | 769.64 | +0.53% |
| NASDAQ100(QQQ) | 736.53 | 749.58 | +1.77% |
| ダウ平均(DIA) | 514.02 | 511.10 | -0.57% |
| 金(GLD) | 377.91 | 380.14 | +0.59% |
| ビットコイン(BTC) | 83432.00 | 84419.00 | +1.18% |
今週のトピックス
月曜日(9/28)
利上げ局面での半導体・BTC集中をどう読むか
FOMCを控えた市場では、半導体株とビットコインへの資金集中が話題となりました。金利動向を見極めようとする投資家心理が、特定セクターへの資金偏在という形で表れた一日でした。
火曜日(9/29)
長期金利が節目の5%を突破したことで、金ETFが急落する場面がありました。FRBの利上げ再開観測が強まり、金利と金価格の綱引きが鮮明になった日でした。
水曜日(9/30)
原油急落とSPR放出、市場心理に見る複雑な材料
戦略石油備蓄(SPR)の放出観測を受けて原油価格が急落しました。インフレ抑制への期待とエネルギーセクターへの影響が交錯し、市場は複雑な反応を見せました。
木曜日(10/1)
長期金利と原油高、米国市場が映す警戒感
一転して原油価格が上昇に転じ、長期金利も5%超えの水準を維持する中、市場全体には警戒感が広がりました。インフレ再燃への懸念が株式市場の重しとなった印象です。
金曜日(10/2)
原油高の背景として中東情勢への地政学リスクが改めて注目されました。需給バランスの変化とあわせて、FOMCの判断材料としても市場の関心を集めました。
土曜日(10/3)
週の締めくくりは、半導体株の独歩高と長期金利5.24%という組み合わせが象徴的でした。金利上昇にもかかわらず特定セクターが買われるという、市場の分断を強く感じさせる一日でした。
ポートフォリオ週次レポート
今週も、金利・原油・地政学リスクと材料が目まぐるしく入れ替わる相場展開でしたが、決めた金額での積立を淡々と継続しました。週内の積立合計は20万円、積立を除いた週間の市場変動は約-8.1万円という結果になりました。
日別の評価額推移は以下の通りです。
- 9/28(月):1089.5万円(積立+6万円)
- 9/29(火):1077.5万円
- 9/30(水):1076.3万円
- 10/1(木):1079.2万円
- 10/2(金):1097.5万円(積立+15万円)
週半ばにかけて評価額が下がる場面では正直なところ少し気持ちが揺れましたが、金利上昇や原油高騰といったニュースに一喜一憂せず、いつも通りの金額で積立を続けました。結果として、評価額が下がった日には同じ金額でもより多くの口数を購入できたことになります。週末にかけては半導体株の上昇も追い風となり、評価額は1097万円まで回復しました。相場の分断や綱引きが続く中でも、積立という行動自体は変えずに継続していくことが、長期投資の基本だと改めて感じた一週間でした。
※本記事は投資情報の提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
