今週の米国市場|中東情勢と半導体急伸を振り返る
今週の市場概況
今週の米国市場は、中東情勢の緊迫化とFOMCのタカ派姿勢が意識される中でのスタートとなりました。週初はホルムズ海峡を巡る地政学リスクが市場心理に影を落とし、原油価格の急騰と半導体株の軟調が同時進行するという、投資家にとってはやや神経質な展開でした。CPI発表を控えた火曜・水曜は特に方向感に乏しく、原油高がインフレ再燃を連想させる場面もありました。
しかし週後半にかけては流れが変わります。木曜日には半導体セクター(SOXX)に資金流入が見られ急伸、金曜日には中東緊張が続く中でも株高・原油安という「意外な組み合わせ」が観測されました。市場が地政学リスクをある程度織り込みつつも、ファンダメンタルズへの信頼を取り戻しつつある様子がうかがえます。土曜日にはガソリン高やFRBの金融政策スタンスを巡る発言が話題となり、インフレと金融政策の綱引きは引き続き市場心理の中心テーマとなりそうです。
結果として、週間ではNASDAQ100が+1.41%と最も強く、S&P500も+0.43%とプラス圏で終えました。一方でダウ平均は-0.41%とやや軟調、金(GLD)とビットコインもわずかに下落するなど、資産クラスによって明暗が分かれた一週間でした。全体としては「地政学リスクを警戒しつつも、ハイテク主導で底堅さを見せた週」と言えそうです。
マーケットデータ
| 銘柄 | 週初終値 | 週末終値 | 週間騰落率 |
|---|---|---|---|
| S&P500(SPY) | 773.03 | 776.34 | +0.43% |
| NASDAQ100(QQQ) | 720.87 | 731.07 | +1.41% |
| ダウ平均(DIA) | 538.99 | 536.80 | -0.41% |
| 金(GLD) | 402.54 | 401.48 | -0.26% |
| ビットコイン(BTC) | 64042.00 | 62834.00 | -1.89% |
今週のトピックス
月曜日(8/10)
中東リスクとFOMCタカ派化、市場はどう読むか
週明けから市場が意識したのは、中東情勢の緊迫化とFOMCのタカ派的な姿勢でした。地政学リスクと金融政策の両輪が重なることで、投資家心理は早くも慎重ムードに傾きました。
火曜日(8/11)
原油急騰と半導体安、CPI前夜に揺れる市場心理
原油価格の急騰を受けてインフレ懸念が再燃し、半導体株には売りが優勢となりました。翌日に控えるCPI発表を前に、市場全体が様子見姿勢を強めた一日でした。
水曜日(8/12)
ホルムズ海峡緊迫と原油高、CPI控え揺れる米国株
ホルムズ海峡を巡る地政学リスクが一段と意識され、原油高がさらに進行。CPI発表を控えた米国株は方向感の乏しい展開となりました。
木曜日(8/13)
前日までの軟調ムードから一転、半導体セクター(SOXX)に資金が流入し急伸しました。ただし「底打ち」と判断するにはまだ早いとの見方も根強く、慎重な楽観論にとどまりました。
金曜日(8/14)
地政学リスクが継続する中でも株価は上昇し、原油はむしろ下落するという珍しい組み合わせが見られました。市場がリスクを消化しつつある兆候として注目されました。
土曜日(8/15)
週末にはガソリン価格の高騰に関する発言が話題となり、原油高とFRBの金融政策スタンスを巡る綱引きが改めて意識される一日となりました。
ポートフォリオ週次レポート
今週のポートフォリオは、週初1026.6万円からスタートし、週末は1042.5万円で着地しました。積立分を除いた週間の市場変動は約+15.9万円となり、ハイテク株の底堅さが資産全体にも良い影響を与えた形です。
日別の推移を見ると、水曜日にやや評価額が落ち込んだものの、木曜日の半導体株急伸をきっかけに持ち直し、金曜日には週内最高値となる1045.6万円まで到達しました。土曜日は小幅な調整が入りましたが、全体としては堅調な一週間だったと言えます。
中東情勢や原油価格の乱高下など、目先の材料には事欠かない相場展開でしたが、こうした短期的なノイズに一喜一憂せず、淡々と積立を継続することが結局は資産形成の近道だと改めて感じさせられる週でした。上昇局面でも浮かれることなく、これまで通りのペースを守っていきたいと思います。
※本記事は投資情報の提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
