今週の米国市場まとめ|半導体株と金急落を振り返る
今週の市場概況
今週は週の前半と後半で市場のムードがはっきりと分かれる展開となりました。週初はジャクソンホール会議を控えて半導体株から実物資産への資金シフトが意識され、火曜日には半導体株の急落と中東情勢の緊迫化が重なり、市場全体に警戒感が広がりました。水曜日にかけては原油価格の急落も加わり、投資家の資金が神経質に再配置される場面が目立ちました。
しかし週の後半になると流れは一変します。木曜日にホルムズ海峡を巡る緊張が緩和方向に向かったことで市場心理は落ち着きを取り戻し、金曜日には半導体株が再び買われる展開となりました。ガソリン高と金融政策の思惑が交差する中でも、株式市場は底堅さを見せた形です。結果として週末にかけてナスダック100を中心にハイテク株が上昇し、S&P500も週間でプラスを確保しました。
一方で金(GLD)は週間で-4.17%と大きく下落し、土曜日にはウォーシュ議長のタカ派的な発言が金価格の急落に拍車をかけました。ビットコインも軟調に推移しており、リスク資産と安全資産の間で資金の綱引きが続いた一週間だったと言えそうです。S&P500への長期積立を続ける身としては、こうした短期的な資金の行き来に一喜一憂せず、淡々と積立を継続することの大切さを改めて感じる週でした。
マーケットデータ
| 銘柄 | 週初終値 | 週末終値 | 週間騰落率 |
|---|---|---|---|
| S&P500(SPY) | 763.47 | 769.35 | +0.77% |
| NASDAQ100(QQQ) | 706.32 | 716.43 | +1.43% |
| ダウ平均(DIA) | 533.65 | 535.06 | +0.26% |
| 金(GLD) | 426.69 | 408.89 | -4.17% |
| ビットコイン(BTC) | 78888.00 | 77456.00 | -1.82% |
今週のトピックス
月曜日(8/24)
半導体から実物資産へ、ジャクソンホール前の資金の動き
ジャクソンホール会議を前に、これまで市場を牽引してきた半導体株から金や原油といった実物資産へ資金が流れる動きが観測されました。FRBの政策スタンスを見極めようとする投資家の慎重姿勢が背景にあります。
火曜日(8/25)
半導体株急落と中東緊迫、市場が抱える二正面の警戒感
半導体株が大きく売られる一方、中東情勢の緊迫化も市場の重しとなりました。FOMCを控えた金融政策への不透明感と地政学リスクという二つの警戒材料が同時に意識される展開でした。
水曜日(8/26)
原油急落と資金の再配置、中東情勢が示す市場心理
原油価格が急落し、市場では資金の再配置が進みました。中東情勢を巡る思惑が交錯する中、半導体株にも引き続き影響が及んでいます。
木曜日(8/27)
ホルムズ海峡緊張緩和とPCE高進、金・原油に映る市場心理
ホルムズ海峡を巡る緊張が緩和に向かう一方で、PCE(個人消費支出)物価指数の伸びが市場予想を上回りました。金や原油の値動きにはこうした複雑な市場心理が色濃く反映されています。
金曜日(8/28)
ガソリン高と半導体株高、政治と市場が交差する背景
ガソリン価格の上昇が話題となる中、半導体株は反発を見せました。金融政策を巡る政治的な発言も相次ぎ、市場と政治の交差点が意識された一日でした。
土曜日(8/29)
ウォーシュ議長発言と金急落、株式市場への影響を考える
ウォーシュ議長のタカ派的な発言をきっかけに金価格が急落しました。金利観測が引き締まる中、株式市場やビットコインへの波及効果にも注目が集まっています。
ポートフォリオ週次レポート
今週のポートフォリオは、週初1022.3万円からスタートし、火曜日にはやや軟化して1017.5万円まで下落しましたが、その後は着実に回復し、週末には1033.9万円まで到達しました。週間の市場変動額は約+11.6万円となり、半導体株の乱高下や金の急落といった荒れた値動きの中でも、全体としてはしっかりとプラスで着地しています。
日別の推移を振り返ると、火曜日の中東情勢緊迫による下落は「想定内のドローダウン」の範囲内で、慌てて売買するようなことはしませんでした。むしろ金曜日にかけての半導体株の反発局面では、淡々と積立を継続する姿勢がそのまま資産の回復につながった形です。
金価格の急落やビットコインの軟調さもありましたが、S&P500を中心とした長期分散投資のスタンスを崩さず、今週も粛々と積立を続けていきたいと思います。相場が荒れた週こそ、日々の値動きに振り回されずに淡々と続けることの意味を実感させられました。
- 8/24(月): 1022.3万円
- 8/25(火): 1017.5万円
- 8/26(水): 1022.6万円
- 8/27(木): 1023.6万円
- 8/28(金): 1033.5万円
- 8/29(土): 1033.9万円
※本記事は投資情報の提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
